勉強する、とは?

 勉強には2段階、インプットとアウトプットがあると考えています。

インプットではその話題に関することを聞いたり読んだり。アウトプットにはその話題に関することについて話したり書いたり。前回の記事(いえ、戯言です)では板書計画について触れました。板書計画は指導される先生にとってはアウトプット(教材研究のたまもの)であり、生徒さんたちにとってはインプットの道具の1つなのですね。

学校の勉強は、アウトプットに「問題に答える」を加える必要があると思います。特に将来進学を考える生徒さんたちにとっては入試は(現時点では)避けて通れないでしょう。入試で聞かれる問題に答えられるようになることでようやく勉強が完了するのではないかと思うのです。

進学をしない生徒さんたちの場合も就職したら与えられる指示を的確に理解し(インプット)、上司の方や会社が納得する結果をだす(アウトプット)、製品だったりお取引だったりしますが、をする必要があることでしょう。「上司の方や会社が納得する結果」というのはとてもふんわりしています。ふんわりしたものを形にする方が「正解」が決まっているものを形にするよりも難しいと個人的には思いますが、それはまあおいておいて。

そこで、です。

現状の学校教育では生徒さんたちへのインプットで終わっているのではないか、アウトプットを生徒さんたちに全部丸投げしていないかということが気がかかっています。もちろん授業時間や他の様々な制約があるでしょうからこれは現職の先生方がお読みになったら気を悪くされるかもしれません。

アウトプットに関してはその話題について話したり、書いたり、関連する問題を解いたりと書きましたが、話したり、書いたりしたものの評価は時間がかかりますし、採点者の主観が入りやすいという問題があります。それに対して問題を解く、解き方を指導する、生徒さんが解けるようにするという観点での指導はあまりされていないのではないのかと想像しています。

数学のように教科書が問題集のような教科でしたらそれはより容易です。例題と解法を丁寧に読んで、それをお手本に問題を解くようにすればいいのです(例題の解を穴埋めにして問題に応用(別の数字・文字を当てはめる))。というかすでに形式的に完成されています♪

問題は英語(国語・理科・社会・地歴・公民の先生方、ごめんなさい、これらの教科よくわからないんです)です。授業では新出単語の意味を調べて、文法解説しながら本文を訳して本文を開設して、関連のリスニング問題をやって…(この翻訳に関することについては次別の記事で書きます)。数学のように技術や知識を確認できるような問題が章末とかワークブックを使わない学校とか、勘弁して!という感じです(そして定期テストは指導書についてくる問題を使っておしまい、とか。もしもその問題が授業で扱っていないことを聞いているとしたら評価に加えるべきではないと私は思います)。素直に教科書の問題と付属のワークブックから出題すればいいのに…ね。

おそらく2年後に教育実習に行っているであろう私は母校で使ってる現在の英語科の教科書(啓林館さん)について調べています(サンプルページだけですけれども)。この教科書やワークブックの問題に答えるには何を知らなければいけないのか、つまり文法の解説がどのように定期テストや入試で聞かれるのかという道筋も普段の指導で扱わないといけないですね。教育実習に行く前に該当範囲のワークブックと教科書の問題の部分をお借りしてその辺りをきちんと準備しておかなくては…。1年生担当だったらまだ始まったばかりだからいいとして、2年生とか3年生だったらそれまでの積み重ねもきちんと書き出しておかなくては…。

次の記事では私があまり好きでない英文翻訳について書いていきたいと思います。

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