本文訳
本文訳、いやですね。私みたいに忘れん坊でなおかつ訳を書き留めないタイプの人は授業中ドキドキした方もいらっしゃったのではないかな、と思います。
英文を日本語に訳すという能力は英文を理解することの更に上の技術が必要です。英文一つをすべて日本語の文一つに直すことを訓練してしまうと、短時間で長文読解では足かせになりこそすれ、プラスに働くことはありません(きっぱり!)。たとえ入試の問題でも「下の文を読み、すべて日本語に直しなさい」という問題は出題されないと思います。採点に時間がかかるし基準が採点者によってズレますから。
それでは私が授業で訳を扱う際どうするか…。中学校の場合です。高校で同じことをする時間があるか不安です(まあ、その時に考えることにします)。
2段階に分けます。
- いわゆるスラッシュ・リーディングで分を細切れにして、その細切れごとの訳
- 1.をできるだけ日本語っぽく並べ替える
スラッシュ・リーディングでは意味のまとまりごとに、もっと言ってしまえば分の成分ごとに読んでいくそうです。分の成分は主語 (S)、動詞 (V)、目的語 (OD, OI)、補語 (C)、修飾語 (M)というあれですね。でも分の成分を扱う前に品詞を扱わないと…。名詞(n)、動詞 (v)、形容詞(adj)、副詞 (adv)、前置詞 (p)。進出単語の確認の際にどれがどの成分になるのかも確認して…。この読み方ができないと入試の長文で困りそうだし…。
文の成分ごとの意味がつかめたら、順番を並べ替えます。本文の長さによりますが、毎授業で2,3文ぐらいやれば4コマでパート1つ分終わらせられるかな…。日本語っぽい文はパートが終わったらノート点検でも確認することにしましょう(これ、ノートよりもプリントで提出する方がやりやすそう)。
ノートについても思うことがあるので次はノートについて書きます。
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