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教育実習(中高) - 持ち物 -

 だいぶ時間が空いてしまいました。なんとか母校の中学校で教育実習を終えることができました。そこで準備するもので思い当たったことがいくつかあったので私なりのリストをご紹介します。 指導教科の配属担当学年の採択教科書・副教材 大学さんによっては教育実習指導後に提出書類に学習指導細案が含まれるところもあると思われますが、これを作るのにやはり学習指導要領だけでは授業実践に耐えられるだけものを作るには荷が重いです。なので、日々の「本時の展開案」を準備するためにも教育実習にいらっしゃる地域で採択されている生徒用教科書(金銭的に余裕があれば朱註編など教師用指導書)があると便利です。学校にはどちらもあると思われますが、現場の先生方もお使いになると思われるのでそれをお借りするのは心苦しいかも…? 私の場合は数学で行きましたが、実習前に自分で教科書の問題を解いていったんですが何問かミスしていて授業で指摘されるという恥ずかしいことが何回かありました(おい)。私の場合教壇に立つと魂が半分どこかに行ってしまうようでそのようなときに冷静に対処するのが難しくなるかもしれませんので可能でしたらご自身で問題にあたるのはもちろんのこと、朱註編(実際には黒字で印刷されているでしょうけど)を準備されていくと鬼に金棒かな、と思います。 あと、場合によっては副教材があるといいかもしれません。私は教育実習期間中の一部が定期試験期間だったのでワークブックに関して質問を受けることがあったのですが、教科書に載っている問題よりも難易度が高かったので非常にドキドキしました。もしも試験期間中に実習をされる方は「差し支えなければ試験範囲をお聞きしてもいいですか」と確認して合わせて準備されるとドキドキが多少緩和されるかもしれません(私は今度お聞きしたいと思います、実習生が試験範囲をお聞きするのはまずいですかって)。 方眼紙のルーズリーフおよび保管できる横長バインダー 上にも書きましたが、多少改善されたものの教壇に立つと魂が半部どこかに行ってしまう私は開始当初教壇で学習指導案を見ることは大変難しかったです。対策として、方眼紙のルーズリーフを見開きになるように穴をあけて横長に綴じて左に本時の展開、右に対応する板書計画を大きな字で書いておきました。ただし黒板に薄く罫線が引いてあることに言われるまで全く気付かず、せっかく書いて...

おじさんがんばる!反射神経的群論証明法 (2022年12月23日)

 群論について 結合律が成立するか調べるときにはアルファベット3文字(a, b, c)を使って (a◦b)◦c=a◦(b◦c)が成り立つか調べるといいようです。いきなり等号で結んでしまうととても差し支えるので、左辺=..., 右辺=..., という形で別個に計算して結果が等しくなるかどうか…。

抽象代数学 (共立出版株式会社さんの「群・環・体入門」)

解析(微積分学)・微分方程式は覚えれば何とか計算にたどり着けますが、実解析学、抽象代数学には手こずらされてます...。この二つに打ちのめされて学部は結局ピアノに専念することになったわけですけど、今回は数学科の教員を目指しているのでそんなことを言ってる場合ではありません…ああ。 今M☆大学さんの代数学で使っているのが 数学書坊さんの「代数の魅力」 という本なのですが、ちょっと私よりも賢い人たち向きみたいで…。 少し調べてみたら 、 共立出版株式会社さんの「群・環・体入門」 という本が出版されている本でおそらく唯一の 解答(別冊) 付きで、おバカさんな私の救いになってくれるのではないかと注文してみました。 この本は出版されたのが1999年ですが、「行間(証明や説明の省略)が(ほとんど)ない」そうなので、この本と解答で何とか代数学3つを終えられればいいなと思っています。 とくに高等数学書は行間が多いらしいのですけど、私みたいな人はそういうのって本当に持て余してしまって…。「行間が多い数学書を読んで理解できるようになるのが数学者でしょ」という言葉がありそうですが、数学を学ぼうとする人が減っているのはそういうところに配慮ができていないのも問題なのではないかと思ってしまいます。…。 もしもご興味がありましたら試し読み、お勧めします♪

特別なニーズ教育総論のリポート2に取り組んでいらっしゃる皆様へ

M☆大学さんのこの科目にてこずらされています。私だけかもしれませんが、課題文が誤解を呼ぶような書き方がされているので、この科目を履修されている方はご注意された方がいいかもしれません。 課題文では 【課題】 発達障害共通の特徴についてまとめ、それぞれの障害の特性の概要及び具体的な支援方法について述べなさい。   【解説】 テキストを熟読し、発達障害支援法における発達障害の規定をまとめたうえで、障害特性のニーズに応えた支援方法を具体的に述べること。 となっていますが、ちょっと言葉が足りないので補足しますと... 【課題】 発達障害共通の特徴についてまとめ、それぞれの障害の特性の概要及び 学級担任、教科担任、授業者が行う 具体的な支援方法について述べなさい。 赤字で加えている 分が抜けていたので、通級指導教室や医療と連携しての支援も加えて書いて不合格になりました。あと、参考文献として授業で使うテキストを表記しておくことと、87ページ[つなげる]に書かれていることをレポートに書く場合は、採点される先生と見解が異なるようなので、それに反論するというのでなければ書かないほうが無難なようです。

高等専門学校の数学教科書

 以前 体系数学 について少し書きました。中高の数学の教科書がとてもよくできているのに対し、大学数学の本は(英語もですけれども)まだまだ発展途上というか淘汰すらさせられていないというか…。そこで思いついたのが高等専門学校の数学の教科書です。 高等専門学校では 基礎数学 実教出版さん 森北出版さん 大日本図書さん 基礎数学演習 実教出版さん 森北出版さん 大日本図書さん 線形代数 実教出版さん 森北出版さん 大日本図書さん 線形代数演習 実教出版さん 森北出版さん 大日本図書さん 微分積分I 実教出版さん 森北出版さん 大日本図書さん 微分積分I演習 実教出版さん 森北出版さん 大日本図書さん 微分積分II 実教出版さん 森北出版さん 大日本図書さん 微分積分II演習 実教出版さん 森北出版さん 大日本図書さん 確率統計 実教出版さん 森北出版さん 大日本図書さん 確率統計演習 実教出版さん 森北出版さん(まだ出版されてない?) 大日本図書さん 応用数学 実教出版さん 森北出版さん 大日本図書さん 応用数学演習 実教出版さん 森北出版さん 大日本図書さん が指導されているようです。ああ、これに抽象代数・実数解析・幾何学が加わってくれれば…。 高等専門学校の数学の教科書は 実教出版さん 、 森北出版さん 、 大日本図書 さんで出版されているようです。高校までの数学の教科書出版社さんも、大学数学の全範囲こぞって参入してもらいたいところです(数学書のハードルは高すぎます...)。教科書出版社さんは大学数学の教科書も出版しているようなので、あれば大学数学の教科書を準備しておくといいかもしれません(解法辞典も)。このあたりについては今度もう少し調べてみます。

18条検定について(千葉県の場合)「授業時間が分かる書類とその和訳」

サイト上のフォームに記入しましたがご返事がありませんでしたので 教育委員会に電話して確認しました。18条検定をお考えの方はお住いの都道府県の教育委員会にそれぞれご確認ください。 千葉県の場合、18条検定に必要なのは下記のようです。 1. 学位の認定を申請する場合 卒業証書とその和訳 学校の概要が分かるもの(ホームページ?)とその和訳 卒業要件とその和訳 成績証明書とその和訳 授業時間が分かる書類とその和訳 2. 履修した科目の単位を申請する場合 履修した科目のシラバス 感触としては学位および「66条の6」に関する科目は認定されやすいものの、教科・指導に関する科目については認定がされにくいという印象を受けました。まあダメでもともとですから揃えられるだけ揃えて申請するつもりです。 上に挙げたもののうち、身バレがしなさそうな「授業時間が分かる書類とその和訳」を下に載せたいと思います。ご参考になれば幸いです。 学生の学術単位時間の方針 講義 / セミナー科目 単位時間 1 週間ごとの最低限講義・セミナー時間 15 週間( 1 セメスター)における最低限講義・セミナー時間 1 週間ごとの講義・セミナー外で学生が準備する最低限の時間 15 週間( 1 セメスター)における講義・セミナー外で学生が準備する最低限の時間 講義・セミナー時間および講義・セミナー外で学生が準備する時間の総時間 1 50 分の講義・セミナー 750 分 100 分 1500 分 2250 分 (37.5 時間 ) 2 100 分の講義・セミナー 1500 分 200 分 3000 分 4500 分 (75 時間 ) 3 150 分の講義・セミナー 2250 分 300 分 4500 分 6750 分 (112.5 時間 ) ...

先生=検査官・批評家? 宿題のあり方?について

教員免許取得を考えて大村はま先生に思いをはせています。手元に書籍がないため、あやふやな記憶なのですが、こんなことをおっしゃっています。 「教えない教師」より (前略)例えば、国語の場合、よくこういうことがあります。  まず、教室に子どもを入れて、開口一番、「読んできましたか」という人があります。これは何も教えないということになりませんか。学校はあくまで「学校」で、学習するところです。教室は学習室なのです。(中略)  ところが、本来の学習室である学校を学習室にしないで、「読んできましたか」というのは、「読む」といういちばん大事なことは家庭でやるわけですから、それでは家庭が勉強の場所になり、学校は検査室になります。読んできたかどうかをみる検査室、読めるかどうかを調べる所、おっかない場所ですね、学校は。(後略) ( http://willseeds.txt-nifty.com/books/2008/06/post_5890.html  を参照しています。) 授業のスタイルとして、家庭での予習の理解を授業でチェックするというものがありますね。たとえば英語の場合、本文の訳を家庭でやらせて、学校で生徒さんにそれを読ませてその正確度をチェック。教科書やワークの問題も家庭でやらせて授業で答え合わせ(解説がつくこともありますが)。そういう方法があり、それができるぐらいの学力をすべての生徒さんが持っている場合はそれはそれでいいのかなと思いますが、問題はそうでない場合です。 日本ではトラッキング(学力による編成)によるクラス編成はされず、全ての学級が同じぐらいのレベルになるように編成されることが多いようです。つまり、レベルの高い児童さんや生徒さんからそうでもない児童さんや生徒さんがばらけている状態で授業が行われます。一応真ん中ぐらいの児童さん・生徒さんに照準を当てて授業は進められます。そうするとそこに位置しない児童さん・生徒さんはお客さん・空気のような扱いになってしまうこともあるのではないかと思うんです。ただ、これも善し悪しで、学力が控えめの児童さん・生徒さんにはそれよりも上の児童さん・生徒さんと一緒に授業を受けることによる学力の向上がみられることもあるようです。 …何の話でしたっけ? 検査官・批評家的な授業に関してでしたね。つまり、宿題の出し方ですね。 前回の記事?でYahoo...